法改正により『販売禁止』で封印された"霧造り"を20年の時を経て大古酒として復活。
Makuakeクラウドファンディングにて先行販売開始
株式会社本家松浦酒造場(徳島県鳴門市 代表取締役 立花治)では、「鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧(げんむ」をクラウドファンディングサイトMakuakeにて2025年3月5日(水)より先行販売いたします。
「鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧」は、法改正により販売禁止されて、蔵で眠り続けることになった”幻の酒”を20年の時を経て大古酒として販売するものです。
「鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧」とは
約20年前に販売を禁止された「鳴門鯛 純米霧造り生」が蔵の中で眠り続けていた間に見事な熟成を遂げました。
今こそ、この超熟成酒を皆様に味わっていただきたくてMakuake限定パッケージで販売いたします。
製造設備の撤去により「もう造れない幻の酒」です。
本品は在庫限りのため、二度と手に入りません。
プロジェクト概要
公開日時:2025年3月5日(水)12:00~
プロジェクトページURL:https://www.makuake.com/project/narutotai/
※最大20%OFFにて予約を受付
「鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧」の味わい
口に含んだ瞬間は、まるで蒸留酒のようでいて、味は純米酒の風味がそのままに、旨味が醸し出されています。
20年間の貯蔵を経て、琥珀色に熟成した奥深いコクも魅力。
ロック、お湯割り、水割りでも合いますが、一番のオススメはストレート。
グラスに氷砂糖をひとつ入れてゆっくり溶かしながら味の変化を楽しむのも一興です。
●商品名:鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧
●アルコール分:24度
●内容量:720ml
●精米歩合:70%
●原材料:米(国産)、米麹(国産米)
●保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管
「鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧」発売までの経緯
本家松浦酒造場では、2000年(平成12年)から2006年(平成18年)まで販売をしていた「鳴門鯛 純米霧造り生」という日本酒がありました。
当時開発された「霧造り製法」とは、低温の純米生原酒に毎秒200万回の超音波振動を当てて霧状に変化させ、さらにマイナス20度で滴化し、凍結寸前に採集するという、奇想天外な製法でした。
霧にすることにより、水より軽いアルコールや香気成分などの旨みだけを集め、水より重いタンパク質や脂質などの雑味は取り除くことができるのではという発想から、工学部出身の先代蔵元が自ら超音波分離装置を設計・開発し、蔵内に設置し、新しい日本酒造りに取り組みました。
そして2000年(平成12年)、「霧造り製法」という独自の製法を日本酒に応用した「鳴門鯛 純米霧造り生」をついに発売します。
高アルコール度数にもかかわらず、香りがよく立つと、評判を呼びました。
オンザロックでも楽しめ、カクテルにも使うことができる、まったく新しい日本酒として日本酒ファンの間で楽しまれていました。
この「鳴門鯛 純米霧造り生」は、味はもちろんのこと、目新しさからも話題となり、2000年(平成12年)から2006年(平成18年)まで販売を続けました。
ところが、酒税法という壁にぶつかります。
蒸留法では清酒を蒸留したものは焼酎に分類されますが、日本酒に毎秒200万回の超音波を当てて霧状にして雑味を除くという"霧造り"製法は蒸留にあたるのではないかという論争が沸き起こりました。
"霧造り"は日本酒か否か?議論が沸騰する中、2006年の酒税法改正により、清酒はアルコール度数22度未満と定義され、「鳴門鯛 純米"霧造り"生」は日本酒として販売することができなくなりました。
こうして”霧造り”は眠りにつくことになりました。日本酒造りの工程で使えなくなり、霧造りの装置は撤去されました。
最初の発売から25年のある日、ひっそりと保管されていた霧造りの酒を、蔵人たちで試飲をしてみる機会がありました。
すると驚くことに、琥珀色の輝きになり、奥深いコクを感じる酒に成長していました。
この奇跡の復活劇を遂げたお酒をお客様にお届けしないわけにはいかない!!
杜氏、蔵人、スタッフたちが集まり、話し合いを行い、総員の賛成のもと、「鳴門鯛 霧造り大古酒 幻霧」として世に問うことになり、クラウドファンディングサイトMakuakeにて先行販売することとなりました。
本件に関するお問い合わせ
株式会社本家松浦酒造場 フリーダイヤル:0120-221-158(土日祝日を除く 9時~17時)
E-Mail:shop@shumurie.co.jp
担当:三谷
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担当:松浦 携帯 090-5713-6159